回数券の概要
回数券とは、あらかじめ複数回分のサービス利用料金をまとめて支払うことで、一定回数のサービスを利用できる仕組みです。5回券や10回券といった利用回数を基準とするものの他、特定のサービスのみ利用できるものや有効期限を設けたものなど、さまざまな種類があります。
販売回数や料金、有効期限などを自由に設定できるため、サービス内容や運営方針に合わせやすいのが特徴です。
回数券の作成方法
回数券を作成する際は、利用回数や料金、有効期限、対象となるサービスなどを具体的に決めます。その後、利用条件や注意事項を整理し、回数券のデザインや記載内容を作成します。
回数券は店舗で独自に作成する方法の他、印刷サービスや専用ツールを利用して作成する方法もあります。
回数券の作成方法に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:回数券の作り方ガイド|印刷とデジタルの違い・費用比較・失敗しない選び方
都度払いとの違い
回数券と都度払いの大きな違いは、料金を支払うタイミングにあります。
都度払いはサービスの利用ごとに料金を支払う方法であり、利用した分だけ料金が発生します。一方、回数券は複数回分の料金をまとめて支払い、購入した回数の範囲内でサービスを利用する仕組みです。
また、回数券はあらかじめ利用回数や有効期限を設定して販売するのに対し、都度払いは利用回数に制限がないといった違いもあります。
回数券を販売している主な業種

回数券を販売している主な業種として、以下のようなものが挙げられます。
- サロン・エステ
- 整体院・接骨院
- フィットネスジム
- ヨガスタジオ
- スクール・レッスン
ここでは、それぞれの業種で回数券が活用されている理由について解説します。
サロン・エステ
サロンやエステでは、ヘアケアやフェイシャル、脱毛などのサービスで回数券が活用されています。施術内容によっては来店スケジュールを組みながらサービスを提供するケースもあり、利用者の継続的な来店をサポートする手段としても役立てられています。
店舗側としても、回数券を販売することで次回以降の来店予定を立てやすくなるため、継続的な顧客フォローを行いやすくなるでしょう。
エステにおける回数券に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:エステサロンで回数券を販売するメリット。注意点・売上につながる運用方法を解説
整体院・接骨院
整体院や接骨院では、身体の不調改善やコンディション維持を目的として定期的に通院する利用者が多くいます。肩こりや腰痛、姿勢改善などの施術は継続的なケアが求められるため、回数券を導入している施設が多く見られます。
回数券を販売することで利用者は通院計画を立てやすくなり、途中で通院をやめてしまうリスクを抑えやすくなります。事業者にとっても施術計画に沿った提案がしやすくなるため、利用者一人ひとりに合わせた対応を行いやすくなります。
整体院における回数券に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:整体院が回数券を取り入れるメリットは?導入する際の注意点も解説
フィットネスジム
フィットネスジムでは月額会員制が一般的ですが、都度利用や短期間の利用ニーズに対応するために回数券を販売している施設もあります。仕事や学業などの都合によって通う頻度が変わるケースもあるため、柔軟な利用方法として活用されています。
回数券と月額会員制を併用することで、利用目的や通い方に応じた料金プランを提供できるようになるでしょう。
ジムにおける回数券に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:ジムで回数券を導入するメリットは?よくある問題点や運用のコツを解説
ヨガスタジオ
ヨガスタジオでは、利用者ごとに通う頻度が大きく異なる傾向があります。週に数回通う人もいれば、仕事や家庭の都合に合わせて不定期に利用する人もいるため、柔軟に利用できる回数券が選ばれています。
ヨガスタジオで回数券を販売することで、利用者それぞれのペースに合わせた受講環境を提供でき、参加機会の拡大につなげられます。
ヨガにおける回数券に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:回数券はヨガスタジオ運営に効果的?メリットや効率化するコツを解説
スクール・レッスン
語学教室やダンススクール、ゴルフレッスンなどでは、受講回数に応じた料金体系として回数券が導入されています。受講者は自分のスケジュールに合わせて予約できるため、忙しい社会人や学生でも通いやすくなります。
事業者側にとっても、受講回数をあらかじめ確保できるため、受講継続率の向上につながります。さらに、講師ごとのレッスン枠や予約管理とも組み合わせやすいため、柔軟な受講制度を実現することも可能です。
ゴルフレッスンにおける回数券に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:ゴルフレッスンの回数券とは?導入メリットや紙運用の課題を解説
回数券を販売するメリット
回数券を販売するメリットとして、以下の3つが挙げられます。
- 売上の安定化につながる
- 利用回数を可視化できる
- 複数回利用を前提とした提案がしやすい
ここでは、それぞれのメリットについて解説します。
売上の安定化につながる
回数券を販売すると、複数回分の利用料金をまとめて受け取れるため、売上の安定化につながります。あらかじめ一定の売上を確保できることで、広告費や設備投資、人員配置などの計画も立てやすくなります。
また、資金面にも余裕が生まれやすくなるため、新たなサービスの提供や店舗運営の改善に向けた施策も進めやすくなるでしょう。
利用回数を可視化できる
回数券を販売すると、利用者ごとの利用回数や残回数を把握しやすくなります。利用状況を可視化できるため、回数券の有効期限が近づいている利用者への案内や利用頻度が低下している利用者へのフォローも行いやすくなります。
回数券の更新時期も把握しやすくなるため、再購入の提案や関連サービスの案内を適切なタイミングで行えるようになるのもメリットです。
複数回利用を前提とした提案がしやすい
回数券は継続利用を前提とした商品であるため、長期的な利用計画に沿った提案を行いやすくなります。施術やトレーニング、レッスンなどの内容に応じて利用回数を設定できるため、サービスの提供方針に合わせた販売を行えます。
単発利用だけでは伝えにくいサービスの価値も提案しやすくなり、継続的な利用を前提としたサービス設計にもつなげやすくなります。
回数券の販売における注意点
一方、回数券を販売する際の注意点として以下の3つが挙げられます。
- 管理業務の負担が大きくなりやすい
- 不正利用などの対策が求められる
- 紙の回数券は紛失や破損のリスクがある
ここでは、回数券の販売であらかじめ知っておくべき注意点を解説します。
管理業務の負担が大きくなりやすい
回数券を販売すると、発行後の利用管理が必要になります。利用回数の消化確認や残回数の管理、有効期限の確認などを手作業で行う場合、利用者が増えるほどスタッフの負担も大きくなります。
さらに、担当者ごとに管理方法が異なると情報共有にも手間が発生します。回数券を継続的に販売するためには、販売後の運用を効率的に行える体制を整えておくことが欠かせません。
不正利用などの対策が求められる
回数券は利用者が複数回利用できる仕組みであるため、不正利用への対策も必要です。万が一、他人への譲渡や回数の不正な書き換えなどが発生してしまうと適切な利用管理が難しくなり、売上にも影響を与えてしまいます。
特に人手による運用では確認漏れや管理ミスが発生しやすく、運用方法によってはリスクが高まる場合があります。
紙の回数券は紛失や破損のリスクがある
紙の回数券は導入しやすい一方で、紛失や破損のリスクがあります。利用者が回数券を持参しなければ利用状況を確認できず、再発行の可否や残回数の確認で対応が必要になることもあります。
また、水濡れや汚損によって内容が判別できなくなるケースも少なくありません。回数券そのものが管理情報となるため、紛失や破損が発生すると運用や受付対応に影響が及ぶことがあります。
回数券を活用するならデジタル化が有効

紙の回数券は利用状況の確認や紛失対応などに手間がかかりやすいため、回数券の販売を継続的に行う際はデジタル化がおすすめです。
ここでは、デジタル回数券を活用するメリットを以下の4つに絞って解説します。
- オンラインで回数券を販売できる
- 利用状況や残回数を把握しやすい
- 紛失や持参忘れのリスクを軽減できる
- スタッフの管理負担を軽減できる
なお、デジタル回数券に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:回数券をデジタル化するメリットとは?紙との違いや運用効率を解説
オンラインで回数券を販売できる
デジタル回数券を導入すると、店舗だけでなくオンラインでも回数券を販売できるようになります。営業時間内の対面販売に限定されないため、利用者は好きなタイミングで購入できます。
また、ホームページや予約ページから購入できる環境を整えればキャンペーン施策なども実施しやすくなるため、販売機会の拡大にもつながるでしょう。
利用状況や残回数を把握しやすい
デジタル回数券はシステム上で利用履歴を管理できるため、利用状況や残回数を把握しやすくなります。紙の回数券のように台帳や利用履歴を確認する必要がなく、必要な情報をすぐに確認できます。
また、利用者ごとの消化状況を一覧で確認できるため、回数券の管理業務の効率化を図ることが可能です。
紛失や持参忘れのリスクを軽減できる
紙の回数券では、利用者が紛失したり来店時に持参し忘れたりするケースがあります。その都度スタッフによる利用状況の確認や対応が必要になるため、受付業務の負担につながります。
一方、デジタル回数券であればスマートフォン上で管理できるため、紙のような紛失や破損のリスクを抑えられます。利用者が回数券を持参し忘れた場合でも状況を確認しやすくなるため、受付時の対応をスムーズに進めやすくなります。
スタッフの管理負担を軽減できる
回数券の運用では、発行管理や利用回数の確認、有効期限の管理など、さまざまな業務が発生します。紙やExcelによる管理では情報が分散しやすく、利用者数の増加に伴って管理工数も大きくなります。
デジタル回数券を活用すれば、これらの情報をシステム上で一元管理できます。複数の台帳や管理表を確認する手間も減るため、回数券運用にかかる管理負担の軽減につながるでしょう。
デジタル回数券を販売するならLINKET
デジタル回数券を継続的に運用するためには、販売から利用管理、顧客との接点づくりまでをスムーズに行える仕組みを整えることが重要です。こうしたデジタル回数券の運用を支援するのが「LINKET(リンケット)」です。
LINKETは、LINE上でデジタル回数券を発行・管理できるサービスであり、回数券の販売から利用管理までをオンライン上で行えます。回数券の作成時には有効期限や利用回数などを設定でき、発行後の情報も管理画面から確認することが可能です。
また、利用回数や残回数などの情報をオンライン上で管理できるため、紙の回数券で発生しやすい確認作業や情報共有の負担を軽減できます。回数券の販売や管理方法を見直したい場合は、LINKETの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
回数券は、売上の安定化や継続利用の促進につながる販売方法であり、サロンや整体院、スクールなど、さまざまな業種で導入されています。利用回数を把握しながら運用できるため、利用者との継続的な関係づくりにも役立ちます。
一方で、回数券を販売する際は、利用状況の管理や不正利用への対策、紛失時の対応なども考慮しなければなりません。特に紙による運用では管理負担が大きくなりやすく、利用者数の増加に伴って対応工数も増えていきます。
こうした課題を解決する方法として、利用状況や残回数の管理を効率化できるデジタル回数券の活用が有効です。回数券の販売から利用管理までをスムーズに行える環境を整えたい場合は、ぜひLINKETの活用をご検討ください。